
- 村上市(新潟県)
- 職人の伝統が「おしゃぎり」に宿る街。
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十日町市(新潟県)
2017/08/07
新幹線を使えば東京から2時間足らずで行ける新潟県十日町市は雪の国。冬にはひと晩で1メートル以上の雪が積もり、まちのすべてを白銀の世界へと変えていきます。今や全国各地で開催される「雪まつり」も、実はここで最初に生まれました。では、十日町市を旅するなら冬? いいえ、そんなことはありません。夏には夏の楽しみがたくさん、しかもそのどれもが雪の恵みから生まれたものばかり。田園風景を眺めながら、のんびりローカル線で十日町駅まで。さあて、雪がつくった夏のしあわせを巡る旅に出発です。
翌朝は出発までの間に宿の周囲を散策をすることにしました。昨夜蛍が舞っていた清津川が思いの外小さな川であったことに驚きながら、なだらかな坂道を上へ。足元へ視線を落とせば、一生懸命に坂を登る可愛らしいカエルの姿が。しばらく歩調を合わせて応援してから、それじゃお先に、とさらに歩を進めました。山の上からまちを見下ろすと、清津川がつくりだした天然の造形美、河岸段丘の姿がよくわかります。
いま緑が美しいこのまちも、冬にはすべてが雪の白に塗り変わる。「このまちは、ぜんぶ雪からはじまっているんですよ」。昨夜のご主人の言葉を反芻しました。たくさんの文化も、山の幸も、川の恵みも、すべて雪からの贈り物。夏に旅して、こんなに雪の存在を感じる旅も他にはないかもしれません。
もと来た道を辿って、再び宿へ。荷物を整えて、ご主人に礼を言う。太陽は夏の輝きで、気温はぐんぐん上昇していました。奥さまが力水と言わんばかりに、よく冷えたペットボトルドリンクを持たせてくれました。車に乗り込み、再会を誓って、両手を振る。今度は、雪の季節に帰ってきます。
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イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」
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(c)十日町 雪まつり実行委員会
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