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鈴鹿市(三重県)

日本人の心をくすぐる、
ちょっぴり大人な鈴鹿旅の思い出に

2018/07/31

日本人ならきっとだれもが癒される墨の香りと、日本茶の香り。そして美しさに見とれてしまう伊勢型紙があしらわれた日本酒。鈴鹿を訪れたら買って帰りたい、おすすめのお土産が購入できる3軒をご紹介します。

深く落ち着くジャパニーズフレグランス
子どものころ墨を磨った経験はあるでしょうか。そのときの、なんとも落ち着く香りを覚えていますか? 実は、その正体は墨に練りこまれている香料なのです。もともとは、墨の原料のひとつであるニカワの悪臭を防ぐため、また磨り手の精神統一のためと言われており、落ち着いた香りが選ばれてきました。


鈴鹿市では、平安時代に始まったという「鈴鹿墨」が作られており、1980年には伝統的工芸品に指定されましたが、その技を受け継いでいるのは、市内では「進誠堂」の1軒のみ。その進誠堂で数年前から取り組んでいるのが、新しい分野への挑戦です。(取り組みについては、前回の旅する鈴鹿市の記事でもご紹介しています)

3代目・伊藤 亀堂さんと4代目・晴信さん

なかでも、初期から展開しているのが墨の香りを使った商品開発です。進誠堂の墨に使われている香料は天然の「竜脳(りゅうのう)」という木の結晶。古くから中国やヨーロッパなどで頭痛、眼病、歯痛などの薬として用いられてきた貴重なもので、防虫剤や防腐剤としても使われてきました。

その香りには、やわらかさ・ふくよかさと同時に、清々しさも。ストレスを和らげリラックス効果があるそうです。アロマキャンドルは、県内にある全国的なブランド「カメヤマローソク」とのコラボ商品。お香は京都の香の老舗・松栄堂との商品です。どちらも日常的に使いやすく、ギフトにもおすすめですよ。

Tシャツ、和傘のほか、名刺入れ、壁の塗料、食品など、さまざまなものに墨を応用した商品づくりを行っている

椿茶園のお茶と、お茶こもの
前編で立ち寄った椿茶園ですが、ここではオリジナルの茶葉がさまざまな種類・サイズで揃って購入できます。かぶせ茶、ほうじ茶、玄米茶、くき茶、番茶と、選り取りみどり。お好みのお茶を連れて帰れば、日々のお茶タイムには、香りで旅の思い出もよみがえりそう。

店内では、セレクトされた茶器や器、椿地区の調味料やお菓子、食品など名産品の取り扱いも。あれこれ迷う楽しさをぜひ味わっていただきたいです。

美味しい冷茶が作れる「フィルターインボトル」はハリオ社製。

伊勢型紙のデザインをまとった日本酒
旅のあとの楽しみのひとつは、その土地のお酒を帰宅後にゆるりと味わうこと。鈴鹿で出会った日本酒には、伊勢型紙のデザインがあしらわれていて、とても心惹かれました。最近は凝ったラベルの日本酒もありますが、これほど美しいものを見たのははじめて。

伊勢型紙から花のモチーフを集めてコラージュした純米吟醸「イセノハナ」

生み出しているのは、鈴鹿に残る唯一の酒蔵「清水清三郎商店」。数々の賞も受賞しており、2016年の伊勢志摩サミットの乾杯酒には、こちらの蔵の「作(ざく)」が選ばれたことでも注目を集めました。

古くからお伊勢参りへの人が往来していた鈴鹿市。もともと「うま酒の國」と評判になるほど酒造りが盛んで、京の都への献上品も作っていたと言います。

清水清三郎商店の酒造りは、伝統の精神を引き継ぎながらも「いま考えられる、いちばんいいと思うもの」を探求。そのひとつが少量タンクで、さらに3回に分けて仕込むというもの。大きなタンクで一気に仕込むより手間はかかりますが、素材や酵母の状態管理、また発酵の要である温度管理がきめ細かく調整できるそう。

代表取締役の清水慎一郎さん

このように、酒造りはもちろん、ラベルにも伝統と新しさの融合が表現されている清水清三郎商店のお酒。伝統文化を伝えたいという想いも込められていますが、何より「手に入れた喜びを感じていただきたい」と清水さん。

黒いボトルに、雲母の粉を混ぜた黒い模様を直接プリント。微発泡感のある「作IMPRESSION-M」

こちらのお酒は、ワイングラスでいただくのもオススメ。女性同士の集まりや、大切な人とのテーブルに、華やぎを添えてくれそうですよ。購入するには、鈴鹿で唯一の直取引店「太田屋」へ。清水清三郎商店の様々な種類のお酒が揃っていますので、旅の最後にぜひ立ち寄ってみては?

旅するスタンドでは、鈴鹿市のお酒として「作 純米 穂乃智」「作 純米吟醸 奏乃智」「作 純米大吟醸 中取り 雅乃智」が登場しますので、こちらにもぜひ足を運んでくださいね。

(文:竹内葉子 写真:西澤智子)

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